ラング・ド・シャ

ラング・ド・シャ。猫の舌という意味らしい。薄く、丸まった形状。はたしてそれは猫の舌に似ているのか。猫の下のザラザラ感は、ラングドシャのそれとは違う様に感じる。

 

猫の舌、と言えばデメルのチョコレートだ。ザッハトルテデメルだが、私はチョコレートの方が好き。まず箱が可愛い。3匹の猫ちゃん。舌が金色なんだけど、それがおしゃれで嫌味がない。

 

味はウィーンの味。でも少し日本より。ウィーン独特のあのチョコレートの味を思い出す。人生初めてのヨーロッパの思い出。修学旅行の思い出。

 

本場だ!と思って期待して買ったチョコレートの味は、私には合わなかった。甘すぎる。脳髄をドリルで捻じ上げてくる様な甘さの攻撃。私はあっけらかんと負けたのだった。