文を書く事に苦手意識が芽生えたのは小学校中学年の頃。「相手の良いところを見つける」課題に対して、文章が書けず箇条書きでしか答える事ができなかった。まわりの女の子は長い文で相手を褒める事ができていたのに。私は相手の良いところを掘り下げる事ができなかった。

 

そもそも文に、言葉に興味がなかったのだと思う。歌を聴いていてもメロディーは頭に入るのに歌詞は全く頭に入らなかった。物語を読んでいても起承転結を楽しむ事ができても、その人の吐き出した言葉に感傷を受けたりしなかった。

 

そんな感じで今の今まで言葉に対して魅力を感じなかったわけだが、コロナ禍に他人のブログを読んでいたら言葉の魅力に気がついた。人の文をそんなマメにチェックする様になったのは初めてだった。その勢いで何年振りか分からないけど本を借りてみたら、絵とは違う魅力に感嘆した。

 

自分は「自身」を売りにしなければ行けない職である。自身とは、人柄だったり見た目だったり。自分の技術以外でも売り出さないといけない。その一つの手段に、ブログだったりsnsだったり文を書く事も必要になってくるだろう。

その為にトレーニングとして文を書いてみた。

 

いやしかし私の描く文は何て堅苦しくもどかしいのだろう。力が入り過ぎていて読みづらい。かのブロガーが「文を書くのは才能だ」と言ってたけれど、そうなのかなぁと思ってしまう。まるで才能の片燐もない。

 

インフルエンサーやブロガーは、この辺の魅力の出し方が上手いんだろう。自分もそれは何か、を不器用ながら模索していく。